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【画像圧縮のやり方】画質を落とさずファイルサイズを減らすコツ

10 分で読める 著者: Toolips
画像を落とさずファイルサイズを減らすコツ

いい写真が撮れた!
デザインもバッチリ決まった!
さあWebにアップしよう——と思ったらファイルサイズが4MB。

そのまま載せたらページが重くて表示が遅くなるし、かといって雑に圧縮したら画像が荒くなって色味が、、、

となり、悩んでいる人もいるでしょう。

でも大丈夫!

「画質を保ったまま大幅にファイルサイズを減らす」ことは、やり方さえ知っていれば難しくありません。

JPEG なら元の70〜90%のサイズを削減しても、見た目にはほとんど影響しないケースがほとんどです。

それでは、JPEG・PNG・WebPそれぞれの圧縮の仕組みと、実際の手順を解説していきましょう。

そもそも画像圧縮って何をしているの?

画像圧縮

まず「圧縮」で何が起きているかを理解しておきましょう。

方法は、大きく分けて2つあります。

ロッシー(非可逆)圧縮

画像データの一部を削除して軽くする方法です。

削除されるのは、微妙な色の違い、細かいテクスチャ、高周波パターンなどの「人間の目がほとんど気づかない部分」。

JPEGがこの方式の代表格です。

品質設定を下げるほどデータが削られてファイルが小さくなりますが、下げすぎるとノイズやブロック状のアーティファクトが見えてきます。

重要なポイント: 人間の目は、自分が思っている以上に鈍感です。適切に調整すれば、70〜80%のデータを捨てても、画面上ではほぼ違いがわかりません。

ロスレス(可逆)圧縮

データを一切捨てずに、より効率的な形でエンコードし直す方法。

たとえば「赤、赤、赤、赤、赤」を「赤×5」と表現し直すようなイメージです。

PNGがこの方式で、展開すればオリジナルとピクセル単位で完全に同一になります。

ただし、ロッシーほど劇的なサイズ削減はできません。

じゃあ、どっちを使えばいい?

写真やグラデーション豊富な画像 → ロッシー(JPEG / WebP)。
細部が多いので、多少データを捨てても目立ちません。圧縮効果も絶大。

テキスト入りのスクショ、ロゴ、アイコン → ロスレス(PNG / WebP lossless)。
エッジがはっきりした画像はロッシーだとノイズが目立ちます。

迷ったら?
WebP にすれば大体解決します(後述)。

JPEG圧縮の「ちょうどいい」設定

JPEGは品質0〜100の数値で圧縮率をコントロールしますが、この数値と実際の見た目の関係は直線的ではありません。

品質100 → 95: ファイルサイズ約半分に。見た目の差はゼロ。100は人間に見えないデータまで保持しているので、100にする意味はほぼありません。

品質95 → 85: さらに30〜40%減。ほぼ違いなし。

品質85 → 75: さらに20〜30%減。よく見ると細部がほんの少し柔らかくなるかも、というレベル。

品質75 → 60: ここから差が見えてくる。色のバンディング(階段状のグラデーション)やエッジ付近のノイズが出始めます。

60以下: はっきりとアーティファクトが見える。サムネイルやプレビュー程度なら許容範囲。

結論:75〜85が正解

実際の数字で見てみましょう。

オリジナル品質85品質75品質60
サイズ2.4 MB420 KB280 KB180 KB
削減率82%88%92%
見た目差なしほぼ差なし劣化あり

ヒーロー画像やポートフォリオなど見栄えが大事な画像は80〜85。ブログのサムネイルやサブ画像なら70〜75で十分です。

JPEG圧縮
圧縮前後をスライダーで並べて比較できる
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知っておくと得する小ネタ

EXIFデータを消す。
カメラやスマホの写真にはメタデータ(撮影場所、カメラ機種、設定など)が埋め込まれていて、これだけで10〜100KBあります。Web用なら不要なので消してOK。プライバシーの観点からもGPS情報は消したほうがいいです。

プログレッシブJPEGにする。
通常のJPEGは上から順に表示されますが、プログレッシブJPEGは最初にぼやけた全体像が出て、徐々に鮮明になります。体感的に速く感じます。

二度漬け禁止。
JPEGを開いて保存するたびに再圧縮され、さらに劣化します。編集は元ファイルで行い、最終出力で一度だけ圧縮する。これ鉄則です。

PNG圧縮でできること

PNGはロスレスなので「品質を落とす」圧縮はできません。その代わり、以下の方法でサイズを削減できます。

メタデータの削除。
PNGにも不要なチャンク(カラープロファイル、テキスト注釈、作成日時など)が入っていることがあり、これを除くだけで10〜30%減。

フィルターの最適化。
PNG内部の圧縮アルゴリズムにはいくつかの戦略があり、最適化ツールが最も効率的なものを選んでくれます。

パレット削減。
実際に50色しか使っていないPNGに1600万色のフルパレットは不要。使用色だけにすれば(PNG-8化)、ものによっては70%以上の削減も可能です。

スクリーンショット、ロゴ、シンプルなグラフィックは最適化の余地が大きいことが多いです。

PNG圧縮
メタデータ削除と圧縮最適化でPNGを軽量化
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WebP:迷ったらこれ

WebPはGoogleが開発したフォーマットで、JPEGとPNGの良いところを併せ持っています。

つまり、ほとんどのケースで「WebPに変換するだけ」でファイルサイズが改善します。

WebP圧縮
WebP画像の品質を保ちながらさらに軽量化
無料で試す →

古いブラウザへの対応が気になる場合は、HTMLで出し分ければOK。

<picture>
  <source srcset="image.webp" type="image/webp">
  <source srcset="image.jpg" type="image/jpeg">
  <img src="image.jpg" alt="画像の説明">
</picture>

実践ワークフロー:画像圧縮の手順

実際にどういう順番で作業するか、まとめておきます。

① 元画像を用意する

できるだけ高品質のオリジナル画像を使うこと。

すでに圧縮されたJPEGからさらに圧縮すると、劣化の劣化になってしまいます。

② リサイズする

圧縮の前にリサイズ。表示サイズの2倍(Retina対応)を上限にすれば十分です。

4000px幅の画像を800pxで表示するなら、1600pxにリサイズしてから圧縮する感じですね。

③ フォーマットを決める

④ 圧縮する

5. 目で確認する

圧縮後の画像を実際の表示サイズで見て、オリジナルと比較してみましょう。

大事なのは「等倍で見て問題ないか」。

200%拡大で粗を探しても、ユーザーがそう見ることはありません。

6. ファイルサイズを確認する

Web用の目安は、以下のような感じです。

超えている場合は、圧縮設定を見直すか、さらにリサイズを検討しましょう。

どれくらい軽くなる?実例3つ

ブログのヒーロー写真(1200×675px)

プロダクトのスクリーンショット(1400×900px)

サムネイル(400×225px)

数字を見ると「本当に?」と思うかもしれませんが、実際にやってみるとわかります。

ちなみに:画像はどこで処理されている?

オンラインの画像圧縮ツールの多くは、画像をサーバーにアップロードして処理しています。

つまり、あなたの画像が第三者のサーバーを経由するということ。

仕事の資料、個人の写真、クライアントのデータ——そうした画像をどこかのサーバーに送るのは、ちょっと気が引けますよね。

Toolipsの画像ツールは、すべてブラウザ内のCanvas APIで処理しています。

画像がデバイスの外に出ることは一切ありません。

アップロードなし、サーバー保存なしなので、安心して使えます。

まとめ

画像圧縮のコツは3つだけ。

1. まずリサイズ。 表示サイズに合わせてから圧縮する。

2. 適切な品質で圧縮。 JPEGなら75〜85。迷ったらWebPに変換。

3. 目で確認。 最終的には自分の目で見て、問題なければOK。

この3ステップだけで、ほとんどの画像は70〜90%軽くなります。

ページの表示速度が上がり、ユーザー体験が改善し、SEOにも好影響。

やらない理由がありません。

JPEG圧縮
ブラウザで完結する画像圧縮。ファイルはどこにも送信されません
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